2014年08月23日更新達磨寺
奈良で寿司・和食弁当・法事料理の出前・宅配はおまかせ!甚八郡山店伊藤です。
奈良県の西の玄関口・王寺町にも聖徳太子ゆかりの寺、達磨寺があります。
推古天皇21年(613年)の冬、聖徳太子が片岡山で飢えていた異人に衣食を施したという飢人伝説(きじんでんせつ)に基づいて開かれた達磨寺は、達磨大師の墓と伝えられる古墳の上に本堂が築かれています。
飢人伝説は片岡山伝説ともいわれ、「日本書紀」によると、聖徳太子が片岡山を通りかかったところ、飢えて瀕死の異人に出会い、太子はその異人に寒さと飢えをしのぐための食物と自分の衣類とを与えました。
翌日、使いをやって異人の様子を見に行かせたところ、すでに息絶えていたので、丁重に葬り、それからしばらくして墓の様子を見に行かせると、屍骸は消えており、衣服だけがたたまれて、棺の上に置かれていました。
これを知った里人は、あの異人は達磨禅師の生まれ変わりに相違ないと言い、聖徳太子自らが刻んだ達磨像を祀ったのが、達磨寺の始まりと言われています。
達磨寺は重要文化財に指定されており、境内には3基の古墳が存在しています。