2014年08月31日更新興福寺の「大湯屋」
奈良で寿司・和食弁当・法事料理の出前・宅配はおまかせ!甚八四条大路店の柳川です。
「五重塔」の東側に昔のお風呂、重文の「大湯屋」が建っています。
創建年代不詳で、現在の建物は室町時代の中頃に再建され、中世以後ここが大衆蜂起の衆 議所としても使われました。
今は柵があって中に入れないですが、中に口径136cmの大きな鉄の湯釜が2基あります。
なお、屋根は東面をストンと切り落とした切妻造ですが、
西面は少しひさしを出した入母屋造になっています。
この様に屋根が東西の面で造りが異なっているのが湯屋の屋根の特長です。
形式としてはこれが普通の造りで、東大寺へ行かれたら「鐘楼」の北側、
崖の下にもっと大きな「大湯屋」があって、やはり同じ様に東西の面で屋根の造り方が違います。