2014年11月15日更新笛吹神社のイチイガシ林
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葛城市新庄の「笛吹神社」の境内には「イチイガシ」の巨樹が植わっていますが、元々奈良盆地周辺の極相が、イチイガシ林で、こうした地域は人々の生活領域でもあり、奈良県では古くから開けた所でした。そうした中で「笛吹神社」の社そうは、海抜170m前後の扇状地に残され、「イチイガシ」の巨樹は、写真の様に鳥居の側と、社の南側にあり、その中でも社殿に向かって右側の「イチイガシ」が、境内では最も大きく、崖縁にもかかわらず、がっしりと根を下ろしており、樹高22m、幹周り3.8m、推定樹齢400年で、周りの低木層も後続樹としてイチイガシが優占して、他にアオキ、ヤブツバキ、アラカシ等も多く植わっていますが、「笛吹神社イチイガシ林」は、奈良県指定天然記念物で、また、新庄町の「町の木」は、「イチイガシ」で、「副木」が「松」です。なお、本殿に向かう石段の途中から、右手の細い道へ入って行くと、「ヒマラヤスギ」の巨樹もありますが、これは今から100年前日露戦争の銃砲兵が持ち帰ったものです。