2014年07月24日更新猿沢池
奈良で寿司・和食弁当・法事料理の出前・宅配はおまかせ!甚八四条大路店の柳川です。
「猿沢池」は「興福寺」の放生池で、奈良の八景の1つといわれており
行基さんが亡くなった749年頃に
印度の仏跡「瀰猴(びこう、大猿のこと)池」に模して築造され、
周囲約360mの小さな池ですが、
奈良に海がないにもかかわらず遙か遠く竜宮に通じて、
昔から龍神伝説が語られ、これを基にした芥川龍之介の短編小説「竜(大正8年5月・中央公論)」では、
日頃先が赤い大きな鼻をからかわれていた恵印法師が、
池の畔に「3月3日この池より竜昇らん」と書いた立札を立てたら、
十丈余りの黒竜が空に舞い昇ったと云い、「猿沢池」は、
昔から「澄まず濁らず、出ず入らず、蛙はわかず藻は生えず、魚が七部に水三部」と云われています。
今ではカメとコイが多く生息しており
日中にはカメが日向ぼっこしている様子が見れます。
柵が無いので落ちない様に注意しないといけませんね。