2014年11月18日更新東・西の平田家
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平田家は、「八木札ノ辻」を挟んで東側と西側の平田家があります。
江戸時代に栄えた街道筋に残る「旅籠」の遺構です。
現在と変わらず南側が入母屋造りで、2階の街道筋には手摺が残っていることから、江戸時代の地誌である「西国三十三所名所図会」に描かれている旅籠は、平田家であることが窺えます。
また、西側の平田家の2階の客間に露出した梁があり、その梁に天保4年(1833年)の宿泊者の悪戯書きが発見されていることからもこの頃には、旅籠を営んでいたことがわかります。
時代が移り明治に入ると、当主の平田嘉十郎(嘉重郎)は、2軒の旅籠と料理店、魚問屋も経営していたということです。
東の平田家は改修され「八木札の辻交流館」として2012年7月14日から一般公開されました