2014年12月23日更新吉野「小判井戸」
奈良で寿司・和食・弁当・法事料理の出前・宅配はおまかせ!甚八橿原店吉村です。
「如意輪寺」から南へ出て、バスの通る観光車道を近鉄「吉野駅」の方へ下りながら北へ向うと、途中でコンクリート道路の右(東)側に「小判井戸」があります。山肌の小さな岩の窪みに、今も清水がこんこんと湧き出していますが、延元の昔(1340年頃)、第96代後醍醐天皇が吉野の行宮で歌をお詠みになる時の御料水になったと伝えられ、また、1594年3月27日豊臣秀吉が秀次、徳川家康らと、花見の折りに、茶の湯の水として用いられたと云う名水で、今でこそ自動車道路の片ほとりに忘れ去られた様な存在ですが、吉野山には、こんな所にも昔語りにゆかりの深い史跡が伝わっています。